説明
味わい・特徴
クープローズ フレミヤン ロゼ 2023は、南仏ラングドック地方ミネルヴォワ地区の冷涼な高地で栽培されたブドウを使用した、骨格のある辛口ロゼワインです。
グルナッシュとシラーは果皮ごと発酵(マセラシオン)し色と構造を引き出し、サンソーとムールヴェードルはやさしくプレスして繊細な果実味を加えています。
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鮮やかなピンク色
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スパイシーでドライフラワーのような香り
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赤い果実の風味が口いっぱいに広がる
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骨格と果実味のバランスが見事
🍽 おすすめペアリング
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シャルキュトリー(ハム・サラミ)
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ローストチキン
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食前酒として冷やして
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スパイス料理やドライフルーツとの相性も◎
「フレミヤン」とは、古いオクシタニア語で“淡い赤”を意味する言葉。ラベルに描かれた赤いバラとは対照的に淡い赤のロゼワインは、南仏の軽やかさとしっかりした味わいを併せ持つ1本です。母の日などの贈り物としても◎。
生産者:シャトー クープ ローズ(Ch Coupe Roses)
地域: フランス ラングドック・ルーション ミネルヴォワ
品種: ムールヴェードル40% グルナッシュ25% サンソー25% シラー10%
タイプ:ロゼワイン
味わい:辛口
生産者のご紹介:サステナブルに進化を続ける、南フランスが誇る老舗ワイナリー
シャトー・クープ・ローズは、南仏ミネルヴォワ地方で400年以上の歴史を誇る老舗のワイナリーです。1975年にはこの地域で初めて自社瓶詰を開始し、ワイン造りにおける新たな時代を切り開きました。現在では、フランソワーズ・フリッサン氏の息子マティアス氏と娘サラ氏が中心となり、家族で力を合わせて伝統を守りつつ革新を続けています。
シャトーが位置するラ・コネットの町は、標高250~450mの高地にあり、独特な気候と土壌がブドウの成長を促します。畑の中央には、古代ローマ人や西ゴート族が使った街道跡が残り、多くの遺跡が発掘される歴史的価値の高い地域です。47ヘクタールの畑は白亜質土壌に覆われ、そこから生まれるワインは、果実味の透明感とミネラル感、そして繊細な酸が特徴です。
クープ・ローズの哲学は、「ワインは畑で造られる」というシンプルな信念に基づいています。1990年代半ばにはオーガニック認証を取得し、自然環境を尊重したブドウ栽培を実践しています。肥料には農薬不使用のロックフォール村の草で作ったものを使用し、リュット・レゾネ(理論的有機農法)の手法を取り入れることで、土壌と植物の健康を維持しています。
また、太陽光を効率的に利用できるよう、畑のブドウはY字型のギヨ仕立てで育てられています。この仕立て方は、日差しからブドウを守りながら、果実が十分に成熟する環境を整える役割を果たしています。彼らは、持続可能な農業と地域文化を守りながら、未来に向けて進化を続けています。
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