なんとなくお花見やお祝い事のときに飲むイメージのロゼワイン。日本ではまだマイナーな存在ですが、世界でロゼワインの消費量は増加傾向にあります。屋外で飲食を楽しめる初夏~夏にかけてこそ、キンキンに冷やしたロゼワインを楽しむのにうってつけの季節です。ロゼワインとは何か、どんな料理とペアリングするのがよいかご紹介します。
ロゼワインとは
ロゼワインとは、赤ワインと白ワインの中間的な色合いと味わいを持つワインのことです。ピンクやオレンジがかった色をしており、フレッシュでフルーティーな味わいが特徴です。以下のような特徴があります。
ロゼワインの特徴
色合い
- 淡いピンクから濃いサーモンピンクまで幅広い
- ブドウの品種や製法によって色の濃さが異なる
味わい
- 白ワインのような軽やかさと赤ワインのようなコクを併せ持つ
- フルーティーで爽やかなものから、しっかりとしたボディ感のあるものまで様々
造り方(製法)
- セニエ法(Saignée)
- 黒ブドウを原料とし、赤ワインを作る過程と同様に果汁を短時間(数時間~1日程度)果皮と接触させ、色素を軽く抽出した後、取り分けて発酵させる方法
- 破砕されて果汁と果皮が接触する時間が長くなるため、直接圧搾法に比べやや濃い色とコクのある味わい、酸はやや低め
- 赤ワインを造る際の副産物としてできることが多い
- 直接圧搾法(Pressé)
- 黒ブドウを原料とし、白ワインを造る過程と同様にブドウを圧搾して果汁を分離し、発酵させる方法
- 淡い色とフレッシュな味わい、酸はしっかりしている
- ロゼワインを造る前提でブドウを収穫、醸造されることが多い
- ブレンド法(Mixing)
- 白ワインに赤ワインを混ぜる方法
- スパークリングワインを造るとき以外には禁止されている国が多い(例外として、シャンパーニュのロゼは認められている)
- 混醸法
- 黒ブドウと白ブドウを混ぜて発酵させる方法
- ドイツではこの方法により醸造されたワインがあり、ロートリングと呼ばれている(ただし法律上はロゼワインと名乗れない)
ロゼワインの今

上図のように、ロゼワインの消費量は、世界的には増加傾向にあります。消費の内訳は、2022年でフランス33%、ドイツとアメリカが11%と、ワインの生産国としても有名な国々で消費されています(CIV 2024SUMMARY 2022 DATAより)。
ロゼワインの魅力
フルーティーで軽快な飲みやすさ
酸味や渋みが控え目なので、ワイン初心者でも飲みやすいのが分かりやすい魅力です。冷蔵庫でキンキンに冷やして飲むと、フルーティーさと飲み口の軽快さがいいバランスになります。実際にフルーツとカクテルにすることで、ジュース感覚でも楽しめます。
ワイン好きの方でも、赤ワインは重過ぎるけど白ワインだとさっぱりし過ぎるというシーンや気分にもぴったり。白ワインのフレッシュさや爽やかさを備えつつ、赤ワインのコクを備えています。ちなみに似た特徴としてオレンジワインがありますが、オレンジワインの方がやや赤ワインに近い特徴があり、ものによってはやや高めの温度で渋みや香りを楽しむのに向いています(オレンジワインについての解説はこちら)。
幅広い料理との相性が良い

白ワインと赤ワインの中間の味わいのため、厳密なペアリングを意識しなくても幅広い料理と手軽に合わせやすいのが特徴です。辛口のロゼワインは香辛料やハーブを使ったエスニック料理や中華料理にも、ピザやBBQなどジャンキーな料理にも向いています。特にシーフードをスパイシーな味付けで調理したエビチリにぴったりです。甘口のロゼワインは幅広いデザートやフルーツにも合います。
美しい色合いと華やかさ

ロゼワインの淡いピンクやサーモンピンクの色合いは、視覚的にも魅力的です。おしゃれでフォトジェニックなため、パーティーの様子をSNSにアップしたくなりますね。
ロゼワインの主な産地とおすすめワイン
ロゼワインは世界中で生産されていますが、特にフランス、スペイン、イタリア、アメリカ、ポルトガルのロゼワインが有名です。産地ごとにおすすめのロゼワインをいくつか織り交ぜて紹介します。
フランス
プロヴァンス
フランスで最も有名なロゼワインの産地で、プロヴァンスで生産されるワインの80%以上はロゼワインとなっています。特にCôtes de Provence AOCが知られています。フランスのAOCワインの40%以上を占めています。
おすすめワイン「コート ド プロヴァンス ラ ジラフ ヴェルト ロゼ 2022」
キリンのラベルがかわいいロゼワイン。シラーやグルナッシュといった、南フランスを代表する黒ブドウ品種から造られています。サーモンピンクの見た目も美しく、フレッシュな酸味とエレガントな味わいが光る1本。
コード・デュ・ローヌ
赤ワインで有名なローヌ地方ですが、ローヌ川右岸のAOC「タヴェル(Tavel)」のロゼワインはフランスで1935年に成立したフランスの原産地呼称制度(AOC)でいち早く認められたAOCの一つに入る名門。グルナッシュを40%以上使い力強いロゼワインを生み出します。他にも、ローヌ川左岸のヴァントゥ―(Vantoux)やリュベロン(Luberon)など、多くのAOCでロゼワインが認められています。
おすすめワイン「マレノン ペテュラ ロゼ 2023」
シラーを主体としたロゼワイン。女性が審査する国際的なワインコンペティションの中でも名高いサクラアワードでも入賞常連となっています。キンキンに冷やして1杯目の乾杯ワインにもおすすめ。
ロワール
フランス西部にある白ワインの銘醸地。フランス最大の大河であるロワール川により形成された、渓谷沿いに産地が広がっています。ロゼワインはその中でも地区によって異なる黒ブドウ品種から造られ、甘口~発泡性など、様々な味わいのタイプがあります。アンジュー&ソミュール(Anjou&Saumur)のロゼワインはグロロー(Grolleau)という珍しい品種から造られるやや甘口のロゼワイン(AOC Rose d’Anjou)や、カベルネフランやカベルネソーヴィニヨンから造られる発泡性のロゼワイン(AOC Anjou Mousseux)があります。トゥーレーヌ地区では、ボジョレーヌーボーが造られるブドウ品種ガメイやピノノワールから造られます。
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